テクニカルノート:
紙を縁まで張ると非常に剥がれやすくなるため、多少余裕をみてあります。
概ね中央に文字が来ますが、張るときの都合で数ミリずれることがあります。
なお、写真後ろのトランジスタ技術誌(CQ出版)は、一応色見本です。
(*): 第12回大会ルールでは「今後はハンドベースボールのみとする」と 明記しておりましたが、(1)入手性が良くないこと (2)国際化の障害に なることが指摘されたこと (3)チャレンジコースで色を扱うロボットの 比率が少ないこと を理由に黄色テニスボールに統一することとなりました。 それにあわせて準備なされていた方々には誠に申し訳なく存じますが、 実行委員会でも苦渋の選択であったこと、ご承知頂きたく存じます。 |
Q1:カメラを天井につけたり、外部機器設置エリアから 吊すことはできますか? |
A1:実質できません |
解説: ルール上、センサはロボットに含めると規定されています(細目[9],pp10)。 そのため、競技に使用するカメラ(*1)は、スタート時点にスタート地点 上空900mm 以内に存在する必要があります(pp2, 右上)。 スタート時にここにカメラがあったとしても、外部からこれをアーム等で 操作した場合、当然ながら操作部はロボットの一部と見なされますので、 ルール違反になります(*2)。 競技場上空からの映像を大会から提供することもありませんので、 もし、それが必要な場合、カメラを展開するためのロボットをつくり、 スタート地点に置き去りにするのが、ひとつの方法かとおもいます。 なお、この場合、カメラ部はpp8右に記載された「ロボットの本質的な部分が スタートラインを越えられないとき」(通称3分ルール)の判定対象とは しません。つまり、カメラがスタート台の上に留まったことで 競技終了にはなりませんし、カメラをちょっとスタート台からだした だけでは「本質的な部分が越えた」とは見なしません。
*1: もちろん「うちのロボットの勇姿を記録するんだっ!」という
カメラをそばまで持ってくることまでは止めませんが、誤解を招くような
(たとえば、パソコンに線がつながっているとか)行動はご遠慮下さい。
また、大会運営に影響するような持ち込み方の場合、ペナルティを
取る場合があります。 |
Q2:1次元CCDを挑戦技術テーマに使うことはできますか? |
A2:使い方によります |
解説: 挑戦技術テーマ「ビジョン」は2次元センシングすることを前提にしています (細目[5] pp10)。そのため、1次元センサとして使用する場合には、 ビジョンとして認められません。しかしながら、イメージスキャナのように、 1次元センサをスキャンすることで2次元データを得て、画像として 処理し、情報を得る分には、「2次元センシングした」と見なすことが できます。
なお、挑戦技術テーマに関しては、センサがついているだけでは
分かりにくいため、簡単な技術解説を提出して頂く予定です
(センサ種別、情報処理の手法など)。
数学的2次元ではなく、工学的、現実的2次元として解釈してください。
なるべく広いアイデアを許容したいと考えていますが、他の参加者、
審査員(当然専門家が含まれます)に大きな疑問を与えるような
ルール解釈はご遠慮下さい。 |