1。手順書は段の集まりで構成される。 手順書はすべてひらがな(全角)で記述する。 2。段は段名、行動、回避条件から構成される。 ";"の後は注釈。 (例)前進し、前方に障害物を発見すると立ち止まる。 :すすめ ;段名 ぜんしん,5,5 ;行動 まえだ:たちどまる ;回避条件 :たちどまる ;段名 とまれ ;行動 (説明) この例は2つの段、「すすめ」の段と「たちどまる」の段からできて います。「すすめ」の段では、梵天丸は前進(ぜんしん)し、前方に 障害物を発見する(まえだ)と、「たちどまる」の段に移ります。 「たちどまる」の段で梵天丸は停止(とまれ)します。 3。段名 必ず":"で始まる 4。行動 行動命令 1000 とまれ 1001 ぜんしん 1001 すすめ 1002 こうしん 1003 みぎまわれ 1004 ひだりまわれ 1005 みぎよれ 1006 ひだりよれ 1007 みぎさがれ 1008 ひだりさがれ 制御命令 1010 つけ 1011 けせ 1012 ふれ 初期化命令 1013 かんど 1020 そうじ0 1021 りもこん0 拡張初期化命令 1222 しかけ0 5。前進 前進は速度を(1-7)で設定でき,しかも左右独立とした。 たとえば, ぜんしん,3,5 と指定すると。左は3,右は5のスピードでうごきますので,左にカーブを描きます。 値は大きくなると速くなります。 6。回避条件(にげるための条件) 回避条件の右側には次の段を指定する (例)左に障害物発見なら「にげろ」の段に移る ひだりだ:にげろ 条件の頭に"!"を付けると否定を意味する (例)前方に障害物がないなら「すすめ」の段に移る !まえだ:すすめ (1) みぎだ (2) ひだりだ (3) まえだ (4) n ;0.1*n秒後 7。繰り返しの段 行動の記述場所(かいてあるところ)に段を指定すると、指定された段 を指定回数くりかえします。 (例)「かいてん」の段を3回繰り返し、「おわり」の段に移ります。 :3かい :かいてん 3かい:おわり 8。手順書の例 (例)障害物を避けながらはしりまわる :はじめ ぜんしん,5,5 まえだ:さがる みぎだ:ひだりへ ひだりだ:みぎへ :さがる こうしん 3:みぎにげる :みぎにげる みぎまわれ !まえだ:はじめ 30:おわり :ひだりへ ひだりよれ !みぎだ:はじめ 5:ひだりにげる :みぎへ みぎよれ !ひだりだ:はじめ 5:みぎにげる :ひだりにげる ひだりまわれ !まえだ:はじめ 30:おわり :おわり とまれ
仕様を作るに当たり、勿論,子供でもプログラミングできる。(できそうである) アセンブリ言語にトランスレートしやすい。を心掛けしました。 ポインターが使えないとか、クラスライブラリがないとか、再起呼び出しが出来 ないとか不満は多いのですが、...我慢です。 あ、変数もないです(ぜんしんを除く)、 最低限の仕様です。by. 岩本正敏 (masa@tjcc.tohoku-gakuin.ac.jp) 東北学院大学情報処理センター 1997.7.22
Copyright 1997 メカトロで遊ぶ会.