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シリアルポートを利用した PICライタ


梵天丸の頭脳 PIC16F84 へのプログラムの書き込みとして, パソコンのパラレルポート(プリンタポート)を利用したものがあります. しかし, これらは MS-DOS とか MS-WINDOWS 上でしか動くプログラムしか 用意されていません. そのため, Mac などの違う系統のコンピュータだったり, OS/2 や Linux のシステムを入れたコンピュータの場合, 利用することができません.

もちろん, 御自分でパラレルポートを制御するソフトウェアを作れば いいのですが( もし作られた方はぜひ「メカトロで遊ぶ会」に御一報下さい.), シリアルポートを用いることによって, MS-DOS や MS-WINDOWS が動かない/ 入れてないコンピュータでも PIC にプログラムを書き込む方法もあります. シリアルポートはモデムなどにつなげるためのポートなので普通の通信ソフト を使って, 梵天丸にプログラムを書き込むことが出来るようになります.

シリアルポートを使った PIC ライタの詳細は, 「トランジスタ技術 (CQ 出版社) 95 年 12 月号 p.264, ``シリアル・ポート接続の PIC16C84 ライタの製作'' 幾 島康夫氏」に書かれており, 制御プログラムは Nifty serve の FDEVICE に置いて あります.

ところが, これを実際製作してみたところ、

・15V 以上の電源を必要とする.

・端末, 通信ソフトによっては `Write ERROR' を頻繁に起こす.

・14 ビンのソケットを使って梵天丸上の PIC に直接書き込むことが できない.

などといった不満点がありました.

そこで, 回路図をこのように修正し, それに応じて制御プログラムをこのように 変更してみたところ, なんとか動くようになりました.


アセンブラや「巻き物」プリプロセッサなどの開発環境は各自で開拓する 必要があります. 「にわとりとたまご」みたいな制御用 PIC へのプログラムの書き込みは, すでに書き込み機を持っている友人にお願いしたり, 仙台市科学館に相談してみて下さい.

また, Nifty の FEXT というフォーラムにも PIC の為の便利なプログラム が存在しているようです。

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